フットケアとは
糖尿病や下肢の循環障害などがある方は足の皮膚トラブルが起きやすいため、フットケアが必要になってきます。また、年齢とともに足の爪のトラブルやたこ、うおのめでお悩みの方が増えてきます。お困りの方は小さなことでも遠慮なくご相談ください。
足白癬、爪白癬(水虫)
カビの一種である白癬菌が足や爪に感染する病気が足白癬、爪白癬です。水虫とも呼ばれます。足白癬では趾間や足底の皮がむけるのが主な症状で、かゆみはないことも多いです。爪白癬は爪の一部が白く濁り、厚くもろくなります。いずれも皮膚や爪の一部を取って、顕微鏡などで白癬菌の有無を確かめます。足白癬は塗り薬、爪白癬は塗り薬や飲み薬で治療します。爪白癬の厚くなった爪を爪切りすることもあります。(保険診療)
巻き爪、陥入爪
足の指(とくに親指)の爪の側縁が丸く内側に巻くような状態になってしまうのが巻き爪です。足の爪が周囲の皮膚に食い込むのは陥入爪です。爪の周囲が赤く腫れるなどして、痛くて歩けなくなることもあります。
食い込んだ爪を取り除く応急処置は保険診療になりますが、巻き爪を矯正する治療は自費診療となります。当院ではワイヤーや巻き爪マイスター®などを使った治療を行なっています。
たこ、うおのめ
物理的な刺激を受け続けることで起きる限局性の角質の肥厚が、たこやうおのめです。
たこもうおのめも、原因とされる慢性的な圧迫や摩擦を避ける環境を整えていきます。具体的には、足の形に合った靴を履くなどです。治療としては肥厚した角質をメスなど除去します。治療に痛みはないので、安心して受診してください。(保険診療)