にきびとは
正式には尋常性ざ瘡と呼ばれています。さまざまな要因で皮脂分泌の亢進と毛穴の閉塞が起こり、その結果、毛穴の中で皮脂が増えて面皰(めんぽう)、いわゆる”白にきび”や”黒にきび”が作られます。その後、毛穴にいるアクネ菌が増殖することによって炎症が起こり、”赤にきび”が出来ます。
以前は毛穴の炎症を抑える治療が主体で、抗菌剤の塗り薬や飲み薬が使われてきましたが、毛穴の閉塞を改善するアダパレンや過酸化ベンゾイルの塗り薬が販売されてからはにきびの治療が大きく変わりました。
ケミカルピーリングやレーザー治療(いずれも自費診療)なども行われるようになり、にきびをできにくくしたり、少しでも早く治したりすることによって、にきびの痕を作らない治療にも重点が置かれています。
生活習慣を見直すことも大事です。面皰のできにくいノンコメドジェニックテスト済みの化粧品なども販売されています。