美容皮膚科とは
美容皮膚科ではより美しい肌を目指す方を対象にして医療行為を行います。基本的に自由診療となりますので、診療にかかる費用については自己負担となります。
美容皮膚科の施術は完全予約制ですが、美容のご相談は診療時間内(金曜午前を除く)にお受けしています。しっかりカウンセリングをした上で、より良い治療法をご提案いたします。
当院で行っている主な美容皮膚科の治療は次の通りです。
それ以外の治療につきましては料金表をご覧になるか、直接クリニックにお問い合わせください。
ハイドロキノン・トレチノイン治療
一般的にしみと呼ばれるものには、紫外線の影響で発生していく老人性色素斑のほか、肝斑や雀卵斑(そばかす)などがあります。老人性色素斑は主に顔面や手背などの日光露光部に、肝斑や雀卵斑は主に顔面、特に頬や目の周りにみられることが多いといわれています。しみの予防には、紫外線を避ける目的で日焼け止めなどを使ってしっかり遮光することが何より大切になります。
当院でのしみの治療はビタミンCやトラネキサム酸の飲み薬、含有化粧品のほか、ハイドロキノンやトレチノインの塗り薬を上手に使ってしみを薄くする治療を行なっています。ハイドロキノンにはしみを薄くする漂白剤のような効果があります。トレチノインは皮膚のターンオーバーをはやめて、ハイドロキノンの漂白効果を高める役割をします。トレチノインはその効果から、しわやにきびの治療にも用いられます。
ケミカルピーリング
化学物質(グリコール酸、乳酸、サリチル酸、トリクロロ酢酸など)を塗布して、皮膚の表面を剥離する治療です。使用する薬剤や作用時間によって、効果が及ぶ深さが変わります。にきびやしみなどに適応があり、美白やくすみの改善などの美容的効果も期待できます。
ボツリヌス毒素(ボトックス®)注射
A型ボツリヌス毒素の働きを利用して筋肉の動きを抑えることによって、表情じわを改善させる治療です。主に額や目尻のしわなどに対して行います。数日で効果が出始め、2週間ほどでピークとなり、3~4ヶ月かけて徐々に効果が薄れてきます。ボツリヌス毒素注射は、腋窩多汗症の治療(保険診療)にも利用されています。
AGA
AGA(Androgenetic Alopecia)は男性に多くみられる男性型脱毛症のことで、男性ホルモンや遺伝が関係しているといわれています。思春期以降に始まり、ゆっくり進行していきます。額の生え際と頭頂部のどちらか、または両方の髪が徐々に細く短くなり、やがて髪の毛が抜けていきます。早めに適切な治療やケアを行うことが重要です。治療にはAGAの原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑える飲み薬があります。効果が感じられるまで通常6ヶ月ほどかかり、薬をやめてしまうとまた抜け毛が始まってしまうので、継続して内服することが大切です。